当園について

園生活で生きる力を育む
園長 板垣 恵

 当園では、基本理念『子どもたちを真ん中に生きる力を育む』を掲げ、日々
子ども達に寄り添った保育計画を立て、教職員一同心を合わせて幼児教育・保育に励んでおります。園生活での学びは、小学校以降の知識の学びとは異なり、
遊びの中から『生きる力』を学びます。『非認知能力』とも言われ、世界が注目しているものです。令和の時代はAI(人工知能)の時代ともいわれ、目的地を言えば自動運転によりハンドルを握らずとも目的地に着くことができ、買い物は必要なものをかごに入れるだけで決済に。お金は全てデジタル化し買い物で数字が移動するだけ。AI技術がますます発展していくことでしょう。
これから先、AIによって人間の仕事はほぼ無くなるだろうとさえ言われています。そんな現代の子どもたちが社会に出る頃には社会は大きく変化していると予想されます。そのような社会を生きていくには『非認知能力』が必要なのです。
 園で、園児は楽しいことばかりではなく、自分の思い通りにならないことや
友だちとケンカをすることもあります。悔しい思いをしたり、思い通りにならないなどの葛藤も経験します。そうしたさまざまな経験を積み重ねることにより、自分の思いや先生や友だちに伝えたり、他の人の思いに気づき、理解できたり
するようになります。楽しいこと、うれしいこと、悲しいこと、悔しいことなどをきちんと受け止めることが子どもたちの大切な学びとなり、成長につながるのです。園では、意欲・努力・自発性・独創性・協調性などの『非認知能力』を
重視しています。友だちの意見を聞く、自分の考えを伝える、みんなと一緒に力を合わせて遊びを進めていく、子どもが大人になり、社会に出てから必要と
される能力の基盤が日常の遊びの中で培われ、生きていく上で大切なさまざまなことを身につけていきます。
愛されたからこそ、今ある命。その命をますます輝かせるため、家庭では得られないかけがえのないものが、先生や友だちとのかかわりの中にたくさん含まれていると思います。子どもたちがそれを上手に見つけ、生きる力を最大限に
生かして、強く、たくましく、幸せに過ごされますよう、お祈り致します。
子どもたちの笑顔あふれる毎日のために家庭と園とが車の
両輪のように一体となり、子どもたちの成長を温かく見守って
いきましょう。

この法人は、教育基本法及び学校教育法に従い、基督教精神をもって満3歳以上の子どもに対する教育、並びに保育を必要とする就学前の子どもに対する保育を一体的に行い、これらの子どもに適当な環境を与えてその心身の発達を助成し、子どもの徳育につとめ情緒豊かな人間育成を行うことと共に保護者に対する子育ての支援を行うことを目的とする。

● 幼保連携型認定こども園教育・保育要領に基づき、一人一人の発達過程や連続性を踏まえた教育・保育を行う。
● 建学の精神であるフレーベルの教育観(遊びを通しての学びを中心に)を基本として、知育・徳育・体育に力を入れ、 その基礎としてキリスト教による宗教情操教育を重んじ、創造性と自主自立の精神を培う教育・保育を行う。
● 幼児の遊びを大切にし、一人一人の個性を伸ばす。
● 総合保育を実施し、健常児・障がい児相互の信頼関係(社会的役割)を育てる。
● 少人数制で心の行き届く保育者配置で、きめ細かな大家族のような温かみのある教育・保育を行い、 家庭との連携を密にし、望ましい人間関係の基礎を培う。

■神愛幼稚園 沿革
昭和34年5月4日   当時霊山町には、文部省令による幼稚園がなく、町民の一部のぜひ幼稚園をとの要望に
            応えて、段居の利根川氏蔵にて掛田教会附属幼稚園を開園する。
昭和36年       現在地(辻向)を購入。
昭和38年10月1日  福島県より私立神愛幼稚園として認可。
昭和53年       西側2教室を増築。
昭和55年       南側職員室と教室を増築。
昭和56年2月28日  学校法人 神愛学園 神愛幼稚園として認可。
昭和56年4月     定員80名を定員120名と変更する。
昭和63年9月     創立30周年記念式典挙行。
平成3年4月      定員120名3クラスを4クラスと変更する。
平成4月9月      東側下教室、2階会議室を増築。東棟完成。
平成7年10月・11月 全日本私立幼稚園協会より表彰(本田 十和子 氏)
            福島県全私立幼稚園協会永年勤続表彰。
平成12年5月     旧園舎取り壊し。
平成12年8月     増改築中央棟園舎完成。満3歳児入園を開始する。
平成13年4月     定員120名3クラスから105名3クラスに変更。
平成18年1月     市町村合併により伊達市となる。
平成19年11月    太陽光発電ソーラーパネル設置。エコ教育にも積極的に取り組む。
平成20年9月     創立50周年記念式典挙行。
平成22年2月     平成21年度福島議定書最優秀賞受賞。
平成22年12月    東北グリーン電力基金助成金でソーラーパネル増設。
平成23年3月     東日本大震災。
平成27年2月     平成25年度福島議定書優秀賞受賞。
平成27年4月     新制度により施設型給付の幼稚園に移行。園長 板垣 恵 氏就任。
平成29年4月     学校法人 神愛学園 幼保連携型認定こども園 神愛幼稚園として認可(定員40名)
平成31年3月     増改築西棟園舎完成。0歳児対応 定員50名の保育施設となる。
             創立60周年を迎える。
令和元年8月      全日本私立幼稚園協会より永年勤続60年表彰 (理事長 本田 十和子 氏)


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